まずは、
戸田恵梨香さん、おめでとう🎉
初めてのお子様がおなかにいらっしゃる
とのこと、おめでとうございます。
という気持ちを持って
映画館に行きました。
母性
原作は湊かなえ氏。
価格:693円 |
後味悪いミステリーかと思いきや
母と娘の複雑な心の葛藤とでもいいますか、
母の愛をめぐってすれ違って絡み合って・・・
とても濃密な母と娘の「愛」のお話でした。
母性とは?
女性なら当たり前に備わっているもの。
子供を自然と自然と湧いてくるもの。
子供は無条件に愛せるのが当たり前。
それらは女性全てに当てはまるのか?
押しつけられた常識ではないのか?
と、考えさせられると同時に
母に愛されて
母を愛して
育った女性が娘を持ったとき、
無条件に娘を愛せる母になれるのか?
人はそんな器用に愛する対象を
切り替えることができるのか?
もしできなければどうなるのか?
胸が苦しくなるような映画でした。
女は2種類
女は
「母」と「娘」
の2種類。
ストンと腑に落ちた言葉でした。
「母」に分類される女性は当たり前に
対象を保護し愛する、無条件に。
「娘」に分類される女性は
愛されることで自分の存在意義を感じ、
その愛を失うまいと全力を傾ける。
あくまで個人の意見であり
原作者の想い
監督の意図
演者の感性
観客の感受性
それぞれいろいろあって
作品が創りあげられることが
素晴らしいのです。
ミステリーかと思ったら
そうじゃなかった。
イヤミスの女王の作品なのに
後味悪くなかった。
など、ご意見様々ありますが
帰りの車を運転しながら
母を思い、涙が出た私は
もしかすると「娘」側の女かも
しれません。
母の機嫌をうかがいながら
母が喜ぶ顔を見てホッとし
母がつらい目に遭うことに腹を立て・・・
そんな自分に嫌気がさして
距離をとるようになり
そのまま本当のお別れになってしまった
そんな自分を重ねてしまっての涙だったと
思います。
この映画は男性・女性では全然感じ方が違うだろうし
女性でも母親とも関わり方によっても違ってくる
のでしょうね。
いろんな女性に観ていただきたいです。